理念・想い

理念

人の喜ぶ顔を見て喜びなさい

博愛会がめざすもの

やさしさ日本一の社会福祉法人

博愛会の歴史

社会福祉法人博愛会は昭和25年初代理事長釘宮謙司が敗戦の混乱の中、私財を投じ、観光別府の町にあふれていた浮浪者救済ための施設を創ったのがはじまりです。

その思いは、法人が昭和27年に設立されて以来「人の喜ぶ顔を見て喜びなさい」という理念となって受け継がれています。

昭和39年には対象を知的障がい者に変更し、あゆみを緩めることなく「やさしさ日本一の社会福祉法人」を目指して利用者に寄り添った支援を続けてきました。

農福連携と障がい者雇用への想い

当法人では農産物の生産・加工・販売などを一貫して行い、飲食店やリゾートホテルの運営を行なうことで障がい者雇用を増やし続けています。

一例を上げると、大分県立美術館OPAM内に「カフェ・シャリテ」というカフェや、大分駅南口で「久住屋~健康レストラン~」を営業中です。久住高原では観光施設を運営し、天然温泉やイチゴ狩り、手作りピザ体験などを楽しむことが出来ます。

他にもお弁当工場、クリーニング工場、かき小屋など多種多様な事業を行い、全国トップクラスの賃金を利用者さんにお支払いしています。 法人全体では就労継続支援A型事業で100名の雇用を目指しています。

就労に向けた「博愛大学校」の取り組み

当法人独自の地域移行システムとして、大分駅南口に開設した博愛会地域総合支援センターでは「博愛大学校どりーむ」を運営しています。

特別支援学校高等部を卒業した若者を中心に、2年間の就労移行支援・宿泊型自立訓練を行い一般就労に結びつけ、地域での生活力を身につける取り組みを実践しています。平成17年度の第1期生から今日まで多くの卒業生を社会に送り出し、就労先として日本マクドナルド(株) 、(株)ユニクロ、(株)ジョイフル、(株)トキハインダストリー等、就労と生活を一体的に支援を行っております。併せて「博愛大学校どりーむ介護科」を開設し、現在、人手不足が叫ばれている介護人材の育成と輩出を行っています。

「次世代型入所施設」実現に向けて

我が国では、膨張しつづける社会保障費や、2025年問題、少子高齢化に伴う福祉人材不足などが叫ばれています。
地域移行と比較して、とかく悪者にされがちな「入所施設」ですが、莫大なお金と人材のリソースが必要となる地域移行が、あまねく全ての方に対して実現可能なのかを冷静に検証する時期が来ていると考えます。

当法人は 地域に開かれ、 自己決定が行え、豊かさが感じられる「次世代型の障がい者入所施設」という第三の選択肢を目指して研究を重ねて参ります。

次世代型入所施設「第一博愛寮」の実践について

博愛会では入所施設の運営を4か所で行っています。
その一つ「第一博愛寮」では「家庭的でそれぞれの障がい特性に合わせた生活ができる入所施設」というコンセプトの下、80名の利用者さんが生活を行っています。北欧の福祉建築を専門にする松村正希設計士がプランニングした建物で、利用者さんは豊かな生活を行っています。また、昼食のメニューを自由に選択できる自己決定型の食堂を運営する等の先駆的な試みも行っています。

親亡きあとのサポート体制について

「自分が亡くなった後に子供はどうなってしまうのだろう?」保護者の皆さんはそんな「親なき後の不安」を、常に心に抱きながら毎日を送っています。

この不安を少しでも和らげるために博愛会の保護者たちが中心となり「 NPO 法人あいネットワーク大分」は平成14年7月に設立されました。障がい者に対する地域での日常生活への支援及び、人権問題の取組に関する事業を行い「成年後見制度」の普及促進や利用者目線・保護者目線での「グループホーム」運営にも取り組んでいます。

例え自分が亡くなっても親達の思いが詰まったNPO法人は若い保護者にバトンを渡し残りつづけます。 NPO 法人あいネットワーク大分と博愛会は利用者さんの両輪となって、親亡きあとのサポートを行っていきます。

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